« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月 5日 (月)

留萌本線一部廃止

_igp5060 もう興味がある方には報道過多なのかもしれません。留萌本線の留萌−増毛間が廃止になりました。ちょっと長くなるので、ご興味か無い方は読み飛ばして下さい
 留萌本線は、函館本線の深川から増毛までの路線でした。残った深川−留萌間の収支も赤字なことから、JRは廃止に向かって進み出したいようです。このままでは、ほぼ全線が赤字である「JR北海道」は鉄道事業を放棄しそうにも見えます。廃止反対を訴える地元市町村の反応と、推移を見守っている道・国の反応に差があるような気がしますが、道・国はJR北海道が順々に後出しじゃんけんのように鉄道を切り捨てていくのを、ただ見守るだけなのでしょうか…。#最近、道を含めた協議会が発足したようです。
 写真は増毛駅にて。最近の写真を見ても、この写真を撮った5年前から、なんにも変わっていない様子でした。
_igp5034 私は鉄道が好きなので、ローカル線に乗るたびに鉄道の役割ってなんだろうと、わりと頻繁に考えてしまいます。地元では鉄道は輸送だけではなく地図に鉄道駅として記載されることが重要だと考える方々も多いようです。
 私は、大量輸送に適した鉄道は、ローカル輸送には保持費用がかかりすぎるので、少なくても道路のようにレール部分は公共が負担して、貨物荷物の輸送もトラック輸送を鉄道輸送にシフトして利用する、DMVなどで鉄路と道路の良いところを融合するなど、やれることを全部やっていかないともう廃止するしか手立てがないと思っています。
 私たちは、JR九州の成功を見てしまっています。DMVや新型ディーゼル車両開発などの、未来を見据えた鉄道技術開発を全て捨ててしまったJR北海道に、鉄道事業者として我慢がならないのです。不動産事業が主体の会社だとした経営を進めるのは勘違いも甚だしいと思います。
 写真は留萌本線。全線に渡って、整備された国道が併走します。道路が併走しているローカル線は、自家用車に押されて苦戦するのが常です。
_igp5048 鉄道には走って欲しい、でも赤字でも乗らないし乗る努力もしない、しかも保持のためのお金も出さないで口だけは出すというのでは鉄道が残る道は無いんです。誰かがお金を出さないと鉄道は残せない。乗客が乗らないなら別のあり方でも費用負担がないと残らない。では誰がどんな形でお金を出すのか。10年後・30年後・50年後の生活の仕方、市町村のありかたを見据えながら、市町村・都道府県・国・国民みんなで考えるときが来ていると思います。こういったことは北海道だけの話ではないと危惧しています。
 写真は、トンネル部分の上から。崖下を走る部分が多いためここ数年は「雪崩の危険」を理由に春までの数ヶ月の冬季長期運休をしていました。こういった例は他にもあって、例えば長野・新潟県を走る大糸線の非電化区間でも、大雪が降ると1ヶ月以上の長期運休をします。

| | コメント (0)

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »